toggle
2017-10-23

取材で竹田にいってきました

だいぶ寒くなってまいりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?わたしたちは相変わらず、元気にのんびり暮らしております。

さて、今回は「門司港のこと」ではないのですが、先日大分県・竹田市へ取材に行ってきました。今回の取材でお会いした人や、巡った場所など、書きたいことはたくさんあるのですが、それはまた、個別でお会いした時にお話しするとして、ちょうど取材時に、今年で7回目になるアートイベント「TAKETA ART CULTURE」が開催されていましたので、ちらりご紹介しようと思います。

http://www.taketaartculture.com

今年のTAKETA ART CULTUREのテーマは、「生き、還る」。

期間中は、「デザイナー・猿山修 × 竹田市在住クリエイター 協働プロジェクト」のキックオフイベントや、「花田さんと中西さん、ふたりの学芸員による竹田市城下町 歴史アートまちあるき&クロストーク」といったさまざまなイベントから、TAKETA ART CULTURE発起人である美術ユニット・オレクトロニカの作品をはじめとしたさまざまな展示作品まで、竹田の新たな魅力に触れることのできるポイントが、街に点在しています。

取材でお伺いした「クサカリコウボウ」もそのひとつ。

書家・草刈樵峰さんと、竹田高校書道部、書道部の先生である釘宮彩さん、仲道裕馬さんで、「書くということ」と題し、書家によるアトリエでの制作過程と、竹田高校書道部員がまさに書いている様子を見学することのできる展示です。


草刈さんは、書家の他にも空間のデザインや、古道具のお店などもされていらっしゃるのですが、何を隠そう、わたしたちも草刈さんの造られた空間を拝見し、一目惚れして、マイアミ事務所の内装もお願いしたほど、とてもお世話になっている方。今回もお会いできてよかったぁ(ホロリ)。

今回初めてイベントに参加されたという仲道先生。「書道というのは、何百も何千も書いた中からひとつの作品を出展します。それこそひとつの作品に半年以上かけて書くことも。なので、過程をみてもらうというのは緊張感もでますし、新鮮ですね」。仲道先生に教えていただいた文字の歴史、位の高い役職の人が美しい文字を書いていたものが、書家という職業ができ、作品として重宝されて…。当たり前のことだけど、文字は歴史そのもの。受け継ぎ受け継がれてきた、揺るぎない時間の流れを感じさせてくれるもの。そんな文字と向き合い、文字を書く書道部の皆さんの姿を見て、背筋がスッと伸びる気持ちになりました。(写真のわたしは猫背ですが…)

今年のTAKETA ART CULTUREは、来週10月28(土)、29日(日)まで!もし竹田に行かれる際は、書道部の雄姿もぜひ覗いてみてくださいね!(おおが)  写真/いわくま